二つの意味

日本では家族であり親に対し尊敬を大切にする。一方外国は愛を重視する、だから愛してると日常的に口にする。それが日本と外国の違いである。そんな内容のディスカッションを今日クラスでやった。
それはさておき、俺は昔から疑問に思う言葉がある。それは親孝行。実にあいまいな言葉である、ハッキリ言って意味がよくわからん。しかしあいまいな意味のまま今日使われていると思う。俺も高校か中学か覚えてないけど、親に親孝行しろよって言われた記憶がある。その時わけもわからず首を振ったような気がするが、一体未だに何なのかわからん。
そもそも親孝行、世間一般的には親が望むように子供が生きる。親に決められた道を辿るとか、親が言うからいい大学を出て一流企業に就職する。たとえそれが本人が望む生き方でなくても親が喜べばそれが親孝行である。俺の中ではそんな解釈だ。はたしてこれが親孝行と言うやつなのだろうか?

親が望むから親の望むように暮らし、それで親が幸せなら、たとえ本人が心から望む生き方でなくとも幸せである。それとも子供が自分の意思で自分の生きたいように生きる、そして子供が好きなように生きて幸せなら、親も幸せである。果たしてどちらが親孝行で親不孝なのか。前者が日本的で後者が欧米的である。
広辞苑で親孝行を引いてみる、次の通り、

親に孝行である事。       


て、おい!!

ちなみに孝行
1、子が親を敬い、親によく尽くす行い。
2、(親に対するように)ある人に尽くす事
やはり前者の親孝行の意味が強いらしい。親の援助で学校に行ってるから偉そうな事は言えないが、俺はやはり後者の親孝行を推薦したい。