世界最悪の街

仕事終わりに、友達と「マンデラの名も無き看守」という映画を見に行った。
アパルトヘイトと戦い、南アフリカ初の黒人大統領となったマンデラの戦い、
そして、投獄されたマンデラを影で支えた、一人の白人の話だ。
まったく知らない映画だったが、かなり良い映画だった。

ずっと行きたい国であった南アフリカ
映画を見て、自分の中で絶対に行かなければ行けない国になった。






映画でなく、旅として、
南アフリカの中心、ヨハネスブルク
現在そこは、
別名、世界一危険な町、世界最悪の犯罪都市と呼ばれている。
行こうと思ってたが踏みとどまった理由の一つでもある。
失業者が多くてそうなったとは、聞いていた。

どうしても気になって帰って調べた所、
どうやら、ヨハネスブルクが世界最悪と呼ばれるようになったのは、
皮肉にも、アパルトヘイト廃止後らしい。
白人が支配していた頃ヨハネスブルクは平和だったみたいだ。
でも、廃止後、多くの黒人が移住してきた。
が、存在さえ否定されていた彼らはまったくの教養を持たない。
結果、仕事に就けるわけもなく、犯罪にはしるようになり、
いくつもの犯罪組織が生まれてしまったとの事だ。


駅に行けば、犯罪に遇う確立150パーセント。
行きに絶対遇い、どんなに警戒しても帰りに50パーセント巻き込まれる。
抵抗しない、素直に要求に応じる、命が一番大切です。
死因の一番は殺人。次いでエイズ
白昼堂々襲われます、誰も守ってくれません。
移動は絶対車にしてください、決して歩かないでください。
車に乗って、赤信号でも事故に遭いそうにないのなら止まらない。
(止まるとガラスを割って脅されると言う事)

とりあえず、俺が読んだ治安状況はこんな感じである。
もちろん実際に行って見ないとわからない。
でも、
二年後、この街でワールドカップ決勝が行われる。

なんか食品偽装がちっちゃな問題に見えてしまう