I'm not radiated

地震の影響がほとんどなかった関西圏。
街を歩いていても、あまりにも平然としていた。
違いといえば、義援金を募るボランティアの人。


ちょうど一カ月位前、放射線のニュースがさかんに報じられ始めた頃、
在日の外国人が出国を希望し、一気に大きな流れになった。
結果、日本語が話せない、外国人の方向けの店舗へヘルプへ駆り出された。


あの日経験したのは、電話が一向に鳴りやまない、
店が閉まっても、百件近く未開封のメールの問い合わせ。
混乱意外の何ものでもなかった。
ただ、その時自分にとって初めて一番身近に感じる事ができた、日本の現状でもあった。


あれから自分で考えた、今自分にできること。
スポーツ選手が自分にできることはスポーツを通じて勇気を与える事と言うように、
自分にできる事は旅行である。


やっぱりいまのご時世、旅行なんて、と思われても仕方がない。
お客さんも申し込んだものの、やっぱり気にされる方も多い。

自分にできる事は背中を押す事。
海外へ行って日本が元気だって姿を見せてきてください!と。


そして、自分も先日韓国へ行ってきました。
かれこれ三回目になった韓国ですが、
いきなり、入国審査の前に、日本発の便搭乗者限定で一人一人放射能汚染検査。
ゲートをくぐらなければならない。
泊ったホステルのおばちゃんとか、相部屋の外国人もいろいろ気にかけてくれるんだけど、
やっぱり放射能のイメージはつよいらしい。
だから言った、I'm not radiated.

今が旬のブラックジョークと言えばそれまでだが、
やっぱり風評というのは強い。
かつて新型のインフルエンザで誰もメキシコへ行きたがらなかったように、
今日本へ行きたがらない。まったく影響のない関西であっても。

旅行を通じていろんな事を学んだから、
旅行を通じていろんな事を今教える時なのだ、


ちょっとでも力になれますように!