物価とは大人の事情?

物価とはなんだ?!

現在シンガポールは世界一物価が高い国とされている。
住む者としてはありがたく無い話だ。
確かに物価が高いと言われる日本で、慣れ親しんだ自分から見ても高いと感じるのは事実だ。

全体的に高いのは確かだ。
車はカローラ一台に1000万円位すると言われる。
まぁそれは大げさとしても、700ー800万はかかると思う。
それは事実だ。なぜなら政府がコントロールしているからだ。
狭い国だから、車がたくさん走ると渋滞が増える、だから制限する。
代わりに公共の交通手段、タクシーを安くする。
事実公共の交通手段は日本より安い。タクシーは遥かに安い。

これは理にかなっている。

ただ、元々車が増えた事で対策として出ただけなので、
渋滞は多いし、この国は充分車社会だ。
おまけにバブル真っ只中だから高くたって平気で車を買う人が多々いる。
なんせ駅前に2億円する物件のビラを平気で配ってるような状態だから。そして、この家賃。
これはもう日本と比べる間も無く高い。
狭いから土地が高い。そこにつきる。

そしてお酒、これも格段に高い。
海外から輸入してるので関税がかかるからだ。。
これは島国ならだいたいそう。自国の資源が限られるので輸入に頼らざる得ない。買ったものをさらに売るので仕方無い話だ

こんだけでいかに物価が高いか分かるであろう。
しかし、不思議な事がある。

それはシンガポールの庶民の食。
ホーカー(フードコート)が格段に安い事。
日本のモールにたまにあるフードコートと原理は同じ。共有の食事スペースがあって、お店が周りに並ぶ。昔からホーカー文化が根付いているこの国は、至るところにある。モールの中はもちろん、駅周辺や団地等。ちょっと歩けばすぐ見つかる。

このホーカーは安い。恐らく物価が値上がり続けている中で値段が変わって無い。チキンライスの相場は3ドル位。日本円にしたら230円位かな。いつもランチはホーカーなので、5ドル(400円弱)あれば済む。もちろん、食材なんて輸入に決まってる!
なぜだ。憶測だが政府がコントロールしてると思われる。

なぜなら。たとえば日本食。ホーカーで日本食屋は多々ある。シンガポーリアンが経営している。だいたい昔日本人経営のレストランで働いてたり等経験がある人が多いので、味はそこそこ。多少ローカル向けにアレンジまたは材料が日本産で無いのでちょっと違う事はあるが、欧米にあるそれよりずっといい。まあ、自分の中では70点位の日本食
これがホーカーなら平均5-6.5ドル。ホーカーの中では高めだが、
日本で言うチキン南蛮やカツカレーが500円するかしないかなら、安い。

それが街中の日本食レストランなら、同じカツカレーかチキン南蛮定食でも頼もうもんなら、20-25ドルはいく。1700-2000円相当。
まあレストランは日本人経営が殆どなので、100パーセント日本の日本食なんだけど。たかが30パーセントのクオリティでこの違い。
どこの国でも確かに日本食は高いが、シンガポールは一例であって、全部レストランは高い。

なぜだ。不思議なのが吉野家
シンガポール吉野家はカウンターがなくテーブル席。イメージで言うとすき家が近いかな。結構色んななモールに入ってて何軒かある。

並盛り500円相当かな。シンガポールのレストランと捉えるとやすい。でも日本と比べると。。。

タイで同じようなモールの中で見た吉野家は並盛り300円前後なのに。なぜだ!


次々とモールができるシンガポールで、最新のモールの中にあるホーカーはキレイでちょっとオシャレでも、団地の中より1ドル高い程度なのに。

クアラルンプールもバンコクシンガポールと同じ位発展してるのにね。ていうか、バンコクは大阪より凄いじゃないかって思う。
まあ物価が上がってのは確かだけど。

給与水準が上がると物価も比例する。そうやって人はお金持ちを制限してるだろね、きっと。

そう考えるとスタバとマクドは凄い
同クオリティ同料金。
世界共通料金ってやつだ。
物価の安い国にいくと損した気になるけどね。