終わりなき旅


後二ヶ月、もうそんなに月日が過ぎた。



もう春がすぐそこまで来てる


全力で楽しむ事を目標に過ぎ去る事、早七ヶ月。
この点においては誰にも負けない自信がある。


ただそれと同時に、俺はこの七ヶ月で何を手にしたのかってたまに考える。


でも結局いつも答えがでなくて、いつも知らぬ間に忘れてる。
思い出して忘れて、そしてまた思い出して、みたいな。


留学したら何か足跡を残して来い。
英語とプラスアルファが必要なんだって、。
日本にいた頃学校でよく言われた言葉。

帰ってから就活の面接や帰ってから学校の人達に


胸張って、旅行してきました、思いっきり楽しんできました


って言えばいい、来る前からずっと思ってた事。
というか、たかが九ヶ月でそんな新しい芸か知識が身につくわけがない

それはそれで俺的には全然アリなんだけど、でもやっぱり社会でそれは通用しない
それどころか言い訳にとられて終わるだろう。

俺が理想としてる完璧なバイリンガル英語が身についたかと言えば、答えはNO
しっかりコツコツ勉強してるかこれも当然答えはNO。
クラスの内容もわからん事の方が圧倒的に多い。


全部それなりになんとか終わってるのが現実。


俺は勉強が嫌いだ。
コツコツ努力できない人間だ。
なかなか本質的に変わるって難しい。
今から何かしようというわけでも無い、たぶん初めても三日で終わるし。


じゃぁ俺に何ができる?


そう思ったのが二ヶ月前の話、
そしてそれに気付いたのがほんの数日前の話。


ここ十日間位、珍しく俺の中で試行錯誤してみた。


あいつにあって俺にないもの、
こいつにあって俺にないもの
そいつにあって俺にないもの


比べる事、話す事、葛藤する事、無い物ねだりする事


そしてやっと見つけた、



俺にあって人にないもの



こういうのってなかなか自分では気付かないモンなのかもしれない。

これが本当にそうなのかは解らん。


でもこれがこの先の自分の支えであり、人の役に立っていく事を信じる事にした。


これが俺がみつけた一つの答えであり、留学の足跡になる、そう信じて