ボロボロのお気に入り


プレ社会人期間がスタート。今日から就職先で短期間アルバイトをし、その後合宿に入る。

なのでこれから一ヶ月はあんままともに時間に余裕がない。
すでにハードだ。第一日目の今日を終えて感じたこと。


就活で進路は人さまざまだ。給料で選ぶ人もいれば、休みの多さで選ぶ人もいる。
俺の職業、業界はそのどちらにも当てはまらないだろう。
しいて言うなら、まとめて休みはとりやすい。
多くないけど、旅行はしやすいという事。でも周り探せば、たぶんそれができる会社とか職はいっぱいあると思う。
もちろん、どんな職行だって腕があれば状況が変わるんだろうけど。
おまけに残業が多いこの業界。
じゃあなんで、就職にこの業界を選んだか、


他でもない、好きだからだ。
進路を決めたとき、周りのだれもが、合ってると言ってくれた。
素直にうれしかった。誰一人以外な目をしなかった。


でも俺にとって旅行は一味違う。
あんま好きな表現じゃないけど、俗に言うバックパッカーだから。、




やたら広い部屋で綺麗な夜景をバックに、豪華なルームサービス、シャンパン片手に乾杯。
オーシャンビューなのに無駄におっきなプールがついててそこに横たわるのもいいだろう。



でも、
狭いのに大勢で詰めつめの部屋。あるのは二段ベッドだけ。
どこのどいつかわからんやつと、言葉が通じたり通じなかったりするような人達と、
冒険話をするのが好き。


日本にいったら絶対食べない、何かわからんもんとか、誰がどうみても汚い屋台ん料理とか、環境で時に人が変わる、そして強くする。。



シャワーがお湯が出なかったり、トイレの水が流れなかったり、そんな事も結構あったな。
そんな時に、シャワーの湯がいきよいよくて、さらにバスタオルただで貸します、なんて事に出くわした時の、ちょっとした贅沢が好き。



クソ寒い雨降る中、鼻水たらしながらまだこねよと、一時間以上バス待ってたあの夜。


綺麗なお姉ちゃんにぼったくられたあの日。



頭いてぇ、体だりー、飯もまともに食えん、飲むしかなくて、腹壊しっぱないで体調最悪。でも逃げ場が無くて、必死で数日ひたすら一人耐え続けたアン時。



何かいてあるかわかんなくて、とりあえず香水と思って振りかけた試供品。でも実はオシャレなボトルに入ったトイレ用の消臭剤。強烈な臭いを一日中振りまいて歩いた日。

何度やめときゃよかった、とか、来んけりゃよかったとか思ったやら。
でもしばらくしたらまた、旅してーなんて言いながら、チケット気付いたらかってんだよね。


たぶんいまから、半年後。死にそうな顔して、毎日残業してんだろうな。
愚痴こぼしながら。でもたぶん、心のどっかで旅だからって、働いてる自分。
気付いたら毎日遅くまで追いやられながら、仕事してる自分が想像ついた。
お金とか、休みとか人それぞれの決断がある。
残業多くたって、休みとか、給料とかそんなたかくなくたって、


自分が好きな事を仕事にできる。


そんな人たぶん世の中そんなに多くないと思う。

それがたぶん、俺の誇り。

なんか今日思った来年の今頃の自分。
昔書いた旅行日記の一言、



ピカピカの新品より、ボロボロのお気に入り。



身につけるもの、周りのもの、物事の価値観。

全てひっくるめて自分に言える事な気がした。




いつか迷った時、ここを読み返そうと