ハセベテキキャプテンシー

情熱大陸で長谷部の密着だった。
彼のキャプテンシーは、客観的に全体を見渡して、
足りないと思ったときに、そこを補う。

指摘するというのが考えらしい。
あぁ、なるほどと思った。


ちょうど、昨日の自分に当てはめた。
春から嫌々だがちょっとした昇格をしている。
店の責任者が不在時、代理責任者。

休みがシフト制なので、
一週間に一、二回その役割が回ってくる。
そうなったときに、お店を動かす役割になる。

主に、下の子の面倒と、
閉店後に、その日の売上や一日の状況を本部に報告する事。
あとは、何か問題が起きたときの対応。


仕事を増やされたと、憎悪はあるが、
今のところそんな、大きな問題に巻き込まれていないので、
なんとかそれなりにやっている。

でも先週
所長が休暇の関係で、一週間、責任者の役割を負った。
とりあえず、
自分が店を回すときは、
和やかな雰囲気を作ることを心がけていた。
毎日、シビヤに成績を見られるので、
忙しくても極力ピリピリしないように、
怒ったり、強く注意したりはしたくなかった。
周りのスタッフと同等でありたかったから。
あんまり、上と下の関係を作りたくなかったから。


でも、それはそれで失敗だった。
一週間、店に責任者不在とのことで、
昨日本部から上司が突然チェックにやってきた。
で、ぼコスコに怒られた。

店のパンフレットの補充がされてなかったり、
表のディスプレイの更新がされていなかったり。


正直、気がついていた事もあったのだが、
後でいいやと、後回しにしていたところ、見事に。


自分がゆるい性格なので、
ちょっとした事で、今やらなくてもすぐできる事であれば、
後でいいやとか、誰かがやるやろとか、
そんな空気を作っていた。
全体を動かす者がそんな空気をつくると周りその感じが伝わる。

そんな空気になると、
スタッフに何か指示をしたときの動きも鈍い。
指示に対して、
後回しにしてやってないことを怒ったりすると空気がわるくなるので、
すぐ終わる事であれば結局、自分で済ませて後で軽く注意して終わる。
今までそんな感じだった。
でもね、優しければいいてもんでもないみたいだ。

実際に今日、
所長が帰ってきて、指示をしたときのみんなの反応が違ったし、
あっと言う間に、店の雰囲気が変わった。

人を動かすって難しいなぁと。
そんな中、ちょうどやっていた長谷部のキャプテンシー
自分はグイグイ引っ張るタイプでないので、
同じ立ち位置に付いて、全体を見る。
その中で足りない部分を指摘する。
その手段のひとつとして、怒鳴る、鼓舞する。

なるほど。


会社は大嫌いですが、
仕事の面は学ぶことがたくさんある。
あぁ、こんな事を行っているとますます辞めれなくなる.....

ジレンマだ!!!