エビフライカレーとワールドカップ

エビフライカレー、あるにはあるが、
よっぽどカレーの種類が多いレストランにいかないとない。
でもシンガポール日本食でカツカレーがあるお店ならほぼ絶対ある。

なぜか、憶測だが宗教を考慮してるんじゃないって思う。
牛肉を食べれない人向けじゃないかって思った。

日本人はいわゆる無宗教
大多数が特定の宗教にとらわれない生き方をしている。
だから異国で宗教的なことを目の当たりにすると、不思議に思ってしまう感覚が染み付いてるから。
アメリカにいたときも感じたが、この国はもっと強い。
それはいろんな国籍、信者が混ざっているから。
特にムスリムの人たちの信仰心は厚い。
昼時になれば、お祈りするところに人だかりができる。
あんまり詳しくないので、違いについて何が何ってわからないが、
ルームメートも宗教上、肉を口にしない。
ベジタリアンなのに、めっさ太ってるやん!と最初つっこみたくなったが、
ベジタリアンの理由が理由なので口にしてないが。

そんな特定の神様を持たない、われわれ日本人。
正直、宗教の教えで食事制限をしている様子を見ると、
なんでそこまでする必要があるんだろうと、タブーなことを普通に感覚として思ってしまうのだが。

そんな、無宗教信者は、メディアに煽られ易い。
ワールドカップは惨敗だった。
日本にいなかったので、どれだけ盛り上がって、どれだけ今叩いてるか想像の粋だが、
まぁ、ドイツのときの見放しっぷりと、南アの突然の手のひら返しっぷりを見れば、推測できる。

必要以上に持ち上げて、期待に添えなかったら、一斉に叩く。
これがメディアだ。だから、中田や本田はメディアに距離を置いていたんだと思う。
ネタになれば、とことん乗っかる。
前回の本田が救世主にたたえられ、今回はまるで犯罪者扱いだ。
優勝を目指すと言った事に対して、結果惨敗を叩くのは当然だろう。
ただ、マスコミは大げさに実力を評価し、持ち上げたのも事実だろう。
さんまが、テレビでこんな発言をしたらしい。
日本人はサッカーが好きやないねん、代表が好きやねん、と。
昔香川がユナイテッドに移籍したとき、ユナイテッドに行って欲しくなかったといってヒンシュクを買った事があった。
根っからのサッカー好きの心の声だろう、きっと。

でも、マスコミが叩いている理由の一番の根源は、自分はお金だと思っている。
日本は普通に民放でワールドカップが見られる。これはとてつもなくすごい事。
ワールドカップのような莫大な放映権を必要なコンテンツを、無料で見れるのだから。
何百億の放映権をテレビ局が出し合って無料でお茶の間に届けている。
そのお金をカバーするだけの視聴率がある、数字が取れるから、
スポンサーいっぱいつく。露出が増えればグッズも売れる。書籍も売れる。
世界中でこのビジネスモデルがワールドカップには存在するが、、
日本は異常なまで、ワールドカップでなく日本代表ブランドである。
ワールドカップに参加しないが、サッカー熱は暑いシンガポールは、
非常に中立の立場で、純粋にこのイベントを楽しめる視点であるからではあるんだろけど、
日本人が普段見せない愛国心がこのときだけは異常に膨れ上がる。

乗っかった分、投資した分取り返さないといけない。
だから、敗退してこれ以上のネタが絞れなくなるから、
戦犯探しをする、それが今の状態なんだと持っている。

特定の信じるものを持たない、日本人はマスコミを信じやすい。
たぶん、われわれにとってテレビ番組が当たり前に無料で手軽に存在してきた事が国民性を作り出したんだと思う。
日本のチャンネルで、海外の番組を買って放送などしない。
あって、映画とドラマくらいだ。あとは、日本産の日本の番組。
これは、豊かの代償なのかなって、異国の地で思う。