Lost in Hong kong


今年、6回目の海外旅行。
行き先はマカオ
トランジット先の香港でパスポート紛失。完全に不注意だった。妻の分も預かってたので夫婦共倒れ。大使館で帰国用の渡航書を発行後帰国。大使館の開館の関係で帰国日を1日延長せざるおえず、連休明けに突然会社を休み、多大な人間を巻き込んで迷惑をかけてしまった。急なホテルにチケット多大な出費。大火傷をした。

いつまでもシンガポールの幻影を追いかけてた。勝手が違う事は百も承知。でもちょっとでも近づきたいとか、その都度日本はなんかなぁって口癖みたいに逃げてた。

経済力のある小国。
政府がとっても頭のいい国。
日本より遥か先を見越して国を動かしている。小国のデメリット、国内の産業が成り立たない、だから海外企業招致。
taxヘブン。結果お金も人も入ってくる、給料上がるし、tax安い。生活水準が自然に上がる。デメリットを逆手にとって最大活用。

そして小国ならではのメリット、何か一つ変えるにも動かすにも、すぐ動かせる。何もかもコンパクトに

そしてその恩恵を受けたあの頃はアホみたいに旅行した。
毎月お金はそこそこもらえる。
家から空港までタクシーで10数分。値段にして10ドル程度。日本の3倍はバジェットのエアラインが存在する。
月二回の海外旅行。

あれはシンガポールのインフラ、給料水準、周辺国の物価の安さ。奇跡が揃ったから成り立った訳である。

対して、日本はどうだろう?
暦上、3連休以上は旅行する。
そう意気込んだ。

1月ランカウイ
3月富良野
4月屋久
5月ホーチミン
6月済州島
7月宮古島
9月タヒチ (夏休み)
9月武陵源
10月マカオ
12月長崎
年末ボラカイ島

行き過ぎだ。お金もシンガ時代よりかかるし、普段の生活ストレス、空港までのアクセス時間、どれをとっても負担がでかい。その上、2、3年前に旅行してた頃より年もとる。

自分の好き勝手でやってたけど、どう考えても妻へ負担をかけてる。

俺も三十、そして家族もできた。
いい加減、旅行卒業しろって言われた気がしたパスポート紛失事件。

これから一番優先すべきこと考えろって。
香港で大火傷をしてようやく気づく。
いつまでもシンガポールじゃない、
いつまでも若くない、
もう30だもんね。

新しい自分と向き合う時が来た